コヒョウモンモドキ


コヒョウモンモドキ
コヒョウモンモドキ
(2007年8月1日  長野県浅間山系)
   日本の芸能には古来から「もど(擬)き」という言葉がある。

   主役にからんだり、前に演じられるものをこっけいに真似したり
   することだ。

   本物に似ているが、さにあらず…というのが「もどき」のいわれ
   だ。

   「梅もどき」「がんもどき」などもそれだ。

   これもヒョウモンチョウの仲間にあらずと言われているわけで、
   何だか釈然としないが、翅の裏面後翅に白い帯があり、ヒョウ
   モンの仲間とは区別される。

   「もどき」と言われてしまったのは、ヒョウモンモドキ、コヒョウモン
   モドキ、ウスイロヒョウモンモドキの3種だ。

   しかし、コヒョウモンモドキは中部地方の高地帯、ウスイロヒョウ
   モンモドキは中国地方と産地が局限され、減少の一途をたどっ
   ている絶滅危惧種である。

   浅間山系では高地のお花畑を弱々しく飛んでいた。個体数も
   あまり多くない。

   登山道の湿った山道を吸水するでもなく飛び、時折、暑い日差
   しを避けるようにくぼ地に隠れ、じっとしている行動も不思議だ
   った。

   来年もコヒョウモンモドキと会うことが出来るのだろうか。
コヒョウモンモドキ
コヒョウモンモドキ
(2021年7月18日 群馬県嬬恋村)
 
 コヒョウモンモドキ
コヒョウモンモドキ
(2021年7月18日 群馬県嬬恋村)
コヒョウモンモドキ
コヒョウモンモドキ
(2021年7月18日 群馬県嬬恋村)
 
 コヒョウモンモドキ
コヒョウモンモドキ
(2021年6月1日 千葉県千葉市)
 コヒョウモンモドキ
コヒョウモンモドキ
(2020年5月28日 千葉県千葉市)
 
コヒョウモンモドキ
(2020年5月28日 千葉県千葉市)
コヒョウモンモドキ
コヒョウモンモドキ
(2019年7月24日 長野県浅間山系)
 
コヒョウモンモドキ
コヒョウモンモドキ
(2019年7月24日 長野県浅間山系) 
コヒョウモンモドキ
コヒョウモンモドキ
(2019年7月24日 長野県浅間山系) 
コヒョウモンモドキ
コヒョウモンモドキ
(2020年5月28日 千葉県千葉市)
 
コヒョウモンモドキ
コヒョウモンモドキ
(2007年8月1日 長野県浅間山系)
コヒョウモンモドキ
コヒョウモンモドキ
(2007年8月1日 長野県浅間山系)
コヒョウモンモドキ
コヒョウモンモドキ
(2007年8月1日 長野県浅間山系)
コヒョウモンモドキ
コヒョウモンンモドキ
(2009年7月16日 長野県諏訪市)


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