イワサキタテハモドキ

 イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ
(2017年10月13日 沖縄県石垣市)
 「最後の秘境ー東京芸大」という本を読んだ。面白い本だった。
 それにしても、東京芸大というのはなかなかユニークな大学だ。

 上野駅から歩いて行くと、道路をはさんで左が美校、右が音校だ。
 左側は比較的警備も緩やかで、一般人の立ち入りもあるが、右手の音
 校の方はセキュリティ・コードがないと校舎には立ち入りが出来ない。
 以前、業者を装ってピアノが盗まれたことがあるそうだ。学生が持って
 いるヴァイオリンもみんな500万円以上するものばかりなのだ。「不審
 者注意」の掲示も音校の方にはあちこちにあるという。

 口笛で実技試験を通った学生もいる。口笛の世界選手権で優勝したそ
 うだ。この学生は口笛を楽器のひとつにしてオーケストラで演奏すると
 いうのが夢だ。
 ブラジャー・ウーマンというのも出没するらしい。顔にブラジャーをして上
 半身は裸、下はタイツという姿で学内で立っている。どうやら美の追求と
 いうことらしい。他でやればたちまち警察に捕まってしまう。

 芸大というのは全国から天才、奇才が集まって来るが、卒業生の半分
 は行方不明だという。やっぱり変わった大学だ。 
イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ
(2017年10月13日 沖縄県石垣市) 
 イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ
(2016年11月6日 沖縄県石垣市)
 イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ
(2016年11月6日 沖縄県石垣市)
イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ
(2016年11月6日 沖縄県石垣市)
 
イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ
(2013年10月26日 沖縄県石垣市)
 
 NHK俳句に昆虫写真家の海野和男さんが出演していた。
 海野さんは芭蕉の「蝶も来て酢を吸う菊の酢和えかな」という俳句
 を紹介したりして、おもしろかった。

 この日の兼題は「冬の蜂」だった。
 蜂はもともと春の季語である。蜂の一生をみると、例えばスズメバ
 チは秋ごろ女王蜂が羽化し、働き蜂のオスはせっせと働いて1か
 月くらいで死んでいく。

 女王蜂は春まで生き延びて、子孫を増やしていくが、オスは寒い冬
 は越すことがないのだ。

 番組に投句があったが
 冬の蜂大往生の日向かな
 というのはまさにぴったりの句だと思った。

 村上鬼城は「冬蜂の死にどころなく歩きけり」を残している。

 おろおろと賢二の如く冬の蜂
 職退きし身は冬蜂に似たるかな

 素晴らしい投句がたくさんあった。

 石垣島のバンナ公園でイワサキタテハモドキに出会った。
 フィリッピンから台風で運ばれ三年ほど前から見られる迷蝶だ。

 普通は日本の冬を越すことが出来ずに、蜂と同じように死んでしまう
 のだが、この蝶はしぶとい生命力で生き残っているようだ。 
イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ
(2014年11月28日 沖縄県石垣市)
 
 イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ
(2014年11月28日 沖縄県石垣市)
イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ
(2013年10月26日 沖縄県石垣市) 
イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ
(2013年10月26日 沖縄県石垣市)
 
イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ
(2013年10月26日 沖縄県石垣市)
 
イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ
(2013年10月26日 沖縄県石垣市)
 
イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ
(2015年10月12日 沖縄県石垣市)
 
イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ
(2015年10月12日 沖縄県石垣市)
 
 イワサキタテハモドキ
イワサキタテハモドキ
(2015年10月12日 沖縄県石垣市)
 イワサキタテハモドキの交尾
イワサキタテハモドキの交尾
(2017年10月14日 沖縄県石垣市)

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