キタキチョウ
キタキチョウ (2006年9月28日 神奈川県横浜市) |
キタキチョウ (2009年4月29日 千葉県佐倉市) |
晩秋の鎌倉は素晴らしい。 どこも人であふれているが、古いお寺の秋の風情は 格別だ。 その日も北鎌倉の円覚寺からぶらぶら歩き始めた。 もみじの赤が燃えるように美しく、歩いている人た ちから嘆声がもれる。 「赤」もいいがぼくは境内にひっそり咲く萩(これ はカタカナでなく漢字がいい)の淡い紫の花が好き だ。 キタキチョウはこの萩の花がとても似合う。 キチョウは漢字で書くと文字通り「黄蝶」だが、秋 が深まると一段と黄色が鮮やかさを増すような気が する。 しばらく見ていると、萩の花の周りをひらひら舞う キタキチョウがたくさんいて、ダンスを競い合っている ようだった。 |
キタキチョウ (2020年5月31日 千葉県千葉市) |
キタキチョウ (2018年9月9日 千葉県船橋市) |
キタキチョウ (2014年5月7日 神奈川県横浜市) |
キタキチョウ (2009年6月13日 千葉県千葉市) |
キタキチョウ (2007年8月27日 山梨県大菩薩峠) |
夏の終わり、キベリタテハを求めて大菩薩峠に登 った。 皇太子さまと雅子さまも登った唐松尾根をあえぎあ えぎ1時間。やっと稜線にたどり着く。 下界の暑さとは打って変わって涼しい風が吹き渡 っていく。とても気持ちが良い。 でも、やっとたどり着いた雷岩から大菩薩峠に至る 稜線にはいるはずのキベリタテハはいなかった。 キベリだけではない。キアゲハがわずかに飛んでい るだけで、蝶の姿がほとんどないのだった。 そういえば、この稜線は広大な草原が広がっている が花らしい花が咲いていない。 わずかにワレモコウが風に揺れているのと、ホタル ブクロが咲いているぐらいだ。 吹き抜ける風の中をキベリタテハが一頭飛んで行く のが見えた。 「あっ、キベリだ。キベリ…」 記録的な猛暑で蝶も花も少ないのだろうか。 この日、見かけた蝶はキアゲハ、クジャクチョウ、 アサギマダラ、キタキチョウ、このキベリだけだった。 それでもアザミの花に休むキタキチョウを見つけ、ほっと 安らぐ気持ちで下山した。 |
那須のホテルに泊まった。前日は雨だったが、降りやんだのを 見計らって散歩に出かけると、ホテルのすぐ近くで蛍が乱舞し ていた。真っ暗な闇の中をすーい、すーいと幻のような光が無 数に飛び交う、ただただ、見とれていた。 翌朝、朝5時ころから散歩に出た。ホテルそばの雑木林の中で キタキチョウが眠っていた。葉にしっかりしがみつき、ちょっと揺 すってみたが、身動きもしなかった。きのうの雨も、この場所でし のいでいたのだろうか。 (2006年7月8日 栃木県那須) |
キタキチョウ (2016年4月20日 東京都文京区) |
キタキチョウ (2007年10月7日 長野県小海町) |
(2006年9月20日 千葉県市川市) |
キタキチョウの産卵 (2012年9月14日 栃木県さくら市) |
キタキチョウ (2008年8月12日 山梨県甲州市) |
キタキチョウ (2008年10月16日 千葉県鴨川市) |
キタキチョウ (2014年4月24日 東京都目黒区) |
キタキチョウ (2014年4月24日 東京都目黒区) |
キタキチョウ (2014年6月30日 山梨県北杜市) |
キタキチョウの飛翔 (2015年5月3日 神奈川県横浜市) |
キタキチョウの飛翔 (2015年5月3日 神奈川県横浜市) |
キタキチョウの飛翔 (2015年5月3日 神奈川県横浜市) |