ウラミスジシジミ
ウラミスジシジミ (2011年6月19日 栃木県真岡市) |
「星守る犬」という映画を観に行った。 村上たかしの人気コミックを映画化したもので、北海道の湖のほとり でひっそりと死んでいた男と、それを守るように倒れていた犬が見つ かることから物語は展開して行く。 謎めいたその死に惹かれるように役所の職員が男の人生をたどって 行く。 小泉構造改革の犠牲を背負ったように幸せだった家庭が崩壊し、愛 犬ハッピーとふたり、車に乗って北への当てのない旅に出る男を演じ る西田敏行が実にうまい。 我が家では16年家族のように暮らしてきた愛犬のはなが死んだばか りなのだが、映画の中のパッピーと重ね合わさって、涙が止まらなか った。 なぜ、犬というのはこれほど愛らしく、いじらしく、そしてこんなにもうま い演技をするのだろう。 映画が終わって、妻と話しながら、また、涙が出てくるのだった。 |
ウラミスジシジミ (2022年6月10日 栃木県真岡市 ) |
ウラミスジシジミ (2020年6月10日 栃木県真岡市) |
ウラミスジシジミ (2020年6月10日 栃木県真岡市) |
ウラミスジシジミ (2011年6月19日 栃木県真岡市) |
ウラミスジシジミ (2011年6月19日 栃木県真岡市) |
古くはダイセンシジミという名前が一般的だったように思う。 最近はウラミスジシジミで統一されているようだ。 他のゼフィルス類と比べ、見る機会が少ない珍しい蝶でこどもの頃、 図鑑を見ながら「ダイセン、ダイセン」とつぶやいた愛好家も多いは ずだ。 コナラやクヌギ林に棲み、夕方になると活動を始める。昼間はコナラ の葉などにひっそりと止まっている。 栃木の生息地に行くと、蝶のブログでよく拝見している「風任せ自由 人」さんがおられた。クヌギの小枝を軽く揺すると、なんとウラミスジシ ジミがひらひらと落下してきた。 「わあ、ダイセンだ」と厚かましくもご一緒に写真を撮らせて頂いた。 レンズを向けながら、胸が高鳴った。 |
ウラミスジシジミ (2023年7月5日 北海道小樽市) |
ウラミスジシジミ (2023年7月5日 北海道小樽市) |
ウラミスジシジミ (2023年7月6日 北海道小樽市) |
ウラミスジシジミ (2011年6月19日 栃木県真岡市) |
ウラミスジシジミ (2011年6月19日 栃木県真岡市) |
ウラミスジシジミ (2015年6月7日 栃木県真岡市) |
ウラミスジシジミ (2015年6月7日 栃木県真岡市) |
ウラミスジシジミ (2015年6月7日 栃木県真岡市) |
ウラミスジシジミ (2015年6月7日 栃木県真岡市) |
ウラミスジシジミ (2015年6月22日 岡山県新見市) |
ウラミスジシジミ (2015年6月22日 岡山県新見市) |
ウラミスジシジミ (2015年6月22日 岡山県新見市) |
ウラミスジシジミ (2015年6月23日 岡山県新見市) |
ウラミスジシジミ (2018年6月3日 栃木県) |
その方と出会ったのは7年前だった。雑木林の梢を長い竿で軽く叩くと、 赤い蝶がひらひらと舞い降りた。「ウラミスジシジミですよ」と教えてくれた。 露の乾かぬ下草に可愛らしい蝶がちょこんと止まっていた。 蝶の趣味だけでなく旅行、音楽、グルメ、鉄道航空機など多彩な趣味を持 たれ、ブログはとても刺激的で、楽しかった。いつか、どこかでお会い出来 たらいいな、と思っていた。 7年ぶりにひょんなことから再会した。昔と同じようにウラミスジシジミはは らはらとコナラの梢から下草に舞い降りて来た。ブッシュが深くて露に濡れ た下草の中には踏み込めないが、「ここにいますよ」と教えてくれた。 7年の時間はあっという間にどこかに消え、いつも会っている友人のように 話が弾んだ。 雑木林にはウラゴマダラシジミやミズイロオナガシジミ、ゴイシシジミがいた。 アカシジミやウアラナミアカシジミも舞っていた。 ウラミスジシジミはなにか想い出の蝶になったのだった。 |
ウラミスジシジミ (2018年6月3日 栃木県) |
ウラミスジシジミ (2018年6月3日 栃木県) |
ウラミスジシジミ (2018年6月30日 福島県猪苗代町) |
ウラミスジシジミ (2018年7月20日 北海道小樽市) |