ウラジロミドリシジミ

ウラジロミドリシジミ
（２０１４年７月６日　北海道小樽市）

　小樽市のカシワ林でキタアカシジミやウラジロミドリシジミを観察して
　支笏湖の旅館に向かった。大正４年創業の湖畔の一軒宿で展望露
　天風呂に入ると目の前に支笏湖が広がって、とても気持ちが良い。

　部屋に戻ってくつろいでいると、いきなりグラッと旅館全体が揺れた。
　床の間の花瓶が飛び、壁の額が大きな音を立てた。震度５弱の大き
　な地震だった。

　３・１１以来の５弱に出会った。
　あの時は早稲田の古い校舎の４階にいた。イタリア語の授業が始ま
　ってすぐに激しい揺れが来て、皆机にしがみついた。

　パドヴァ出身のイタリア人の女の先生は生徒を置いて一目散に非常
　階段から逃げてしまった。

　今北イタリア・ウディネ出身の若い女の先生からレッスンを受けている
　が、この先生は少しぐらいの地震にはまったく驚かない。
　イタリアでも地震のある地域とまったくない地域があって反応がちがう
　ようだ。

　それでもこの先生は虫が大嫌いで、「蝶もイヤ！」と言って、僕のこと
　を変人扱いする。