ツシマウラボシシジミ
ツシマウラボシシジミ♂ (2019年4月29日 東京都・飼育) |
ツシマウラボシシジミ♀ (2019年4月29日 東京都・飼育) |
鹿の食害は近年、大きな問題になっている。 農作物の被害だけでなく、貴重な高山植物なども食べつくされ大きな 問題になっている。山梨県のヒメギフチョウの産地なども食害でウスバ サイシンが鹿の被害にあい、絶滅寸前のところも出始めている。 長崎県対馬市の天然記念物に指定されているツシマウラボシシジミは 杉の樹林内など限られた場所にひっそりと生息している。 フジカンゾウ、ヌスビトハギなどが食草だが、対馬でも鹿の異常繁殖で こうした野草が片っ端から食べつくされ、この蝶の姿を見ることさえ難し くなって来ている。 何とか人工増殖で種の保存が出来ないかとさまざまな試みが行われて いる。 この蝶とよく似ているリュウキュウウラボシシジミは沖縄本島、西表島に 生息しているがこちらはマニアの採集圧で急速に少なくなっている。 どちらも後世に伝えたい貴重な蝶である。 |
ツシマウラボシシシジミ (2022年9月19日 東京都飼育) |
ツシマウラボシシジミ (2018年4月28日 東京都・飼育) |
ツシマウラボシシジミ (2018年4月28日 東京都・飼育) |
ツシマウラボシシジミ (2018年4月28日 東京都・飼育) |
ツシマウラボシシジミ (2015年5月24日 東京都・飼育) |
ツシマウラボシシジミ (2015年5月24日 東京都・飼育) |
ツシマウラボシシジミ (2015年5月24日 東京都・飼育) |
ツシマウラボシシジミ (2016年4月29日 東京都・飼育) |
東京都の施設でツシマウラボシシジミが一般公開された。 長崎県・対馬にだけ生息しているツシマウラボシシジミは鹿の食害など にあって今絶滅の危機に瀕している。 なんとかこの蝶を保護しようと、チョウ類保全協会などが協力して人工 増殖の試みが行われ、ことしも交尾の終わった後、オスだけ公開された のだ。メスは別室で産卵に入っている。 朝一番で出かけてみた。温室の中でツシマウラボシシジミがちらちら舞 っていた。全部で10頭くらいだろうか。時々、吸蜜の態勢に入る。 この日はカメラマンが10数人来ていた。保全協会がメールで会員に連 絡していたそうだ。 シャッターチャンスを狙って1頭を数人が取り囲むことになる。なかなか むつかしい。飛翔のチャンスを狙っている人もいる。マクロでカメラを思 いっきり近づけたい人もいる。 ファインダーの画角の隅にカメラのレンズが入ったりして、ちょっとむっと したこともあった。 それでもこういう機会は滅多にないから感謝しつつ、撮影した。 |
ツシマウラボシシジミ (2016年4月29日 東京都・飼育) |
ツシマウラボシシジミ (2016年4月29日 東京都・飼育) |
ツシマウラボシシジミ (2016年4月29日 東京都・飼育) |
ツシマウラボシシジミ (2016年4月29日 東京都・飼育) |
ツシマウラボシシジミ (2016年4月29日 東京都・飼育) |
ツシマウラボシシジミ (2016年4月29日 東京都・飼育) |
ツシマウラボシシジミ (2019年4月29日 東京都・飼育) |
ツシマウラボシシジミ♂ (2019年4月29日 東京都・飼育) |