タイワンツバメシジミ
タイワンツバメシジミ♂ (2016年9月10日 長崎県平戸市) |
日本各地から姿を消しつつある蝶の一つである。 昭和47年に発行された「図説 日本の蝶」(藤岡知夫)には「紀伊半島 南端、四国南部、九州のほぼ全域、種子、屋久島に分布する」と記載 されているが、今は本州、四国からは姿を消した。 保護活動が活発な九州でも辛うじて生息している状態と言っていい。長 崎の生息地を訪れたが、そこも衰亡の危機にあった。草原が放置され てススキなどが繁茂、食草のシバハギなどが生育出来なくなっているの が最大の原因だ。 よく似た蝶にツバメシジミがいる。こちらは元気で東京などでもよく見か ける。春から秋まで年数回発生するが、タイワンツバメシジミは8月下 旬から9月頃、年1回が多いようだ。そのあたりも繁殖率に関係してい るのかもしれない。 この蝶がなんとか生き残って欲しいと願うばかりだ。 |
タイワンツバメシジミ♂ (2016年9月10日 長崎県平戸市) |
タイワンツバメシジミ♂ (2016年9月10日 長崎県平戸市) |
タイワンツバメシジミ♂ (2016年9月10日 長崎県平戸市) |
タイワンツバメシジミ (2016年9月10日 長崎県平戸市) |
タイワンツバメシジミ♀ (2016年9月10日 長崎県平戸市) |
タイワンツバメシジミ♀ (2016年9月11日 長崎県平戸市) |
タイワンツバメシジミ♀ (2016年9月11日 長崎県平戸市) |
タイワンツバメシジミ♀ (2016年9月11日 長崎県平戸市) |