ホリイコシジミ


 ホリイコシジミ
ホリイコシジミ
(2009年10月12日 沖縄県石垣市)
  ハマヤマトシジミと並んでもっとも小さな蝶のひとつである。

  もともとアフリカやインド、東南アジアなど広く生息する蝶だが、
  わが国では1969年小笠原で初めて採集された。(藤岡知夫
  「日本の蝶」)

  ここ数年は石垣島でも稀に採集されているようだが、2009年
  のことしはホリイコシジミが大発生していた。

  海岸近くの牧場の脇や山の遊歩道などランタナの群落がある
  ところにはこの小さな蝶がちらちら、ちらちらと飛んでいた。

  蝶の中で最大といわれるのはパプアニューギニアに生息する
  アレクサンドラトリバネアゲハで開帳が最大28センチにも達す
  る。

  ホリイコシジミはわずか1センチ足らず。ちらちら飛ぶと、すぐに
  見失ってしまうほどだ。
ホリイコシジミ
ホリイコシジミ
(2022年11月10日 沖縄県石垣市)
 
 ホリイコシジミ
ホリイコシジミ
(2022年11月10日 沖縄県石垣市)
ホリイコシジミ
ホリイコシジミ
(2009年10月14日 沖縄県石垣市)
ホリイコシジミ
ホリイコシジミ
(2009年10月14日 沖縄県石垣市)
 石垣島のホリイコシジミは年によって発生数がかなり違うようだ。

 ある年は食草のランタナがあれば、それこそどこでも見られた。
 翌年はなかなか見つからない時もあった。

 季節によるのかもしれない。
 もともと石垣島土着の蝶ではない。

 2013年秋はそこそこ可憐な姿が見られうれしかった。
 沖縄本島では大発生が伝えられている。

 ランタナがあれば那覇や名護の市内の花壇でもちらちら飛んでいる
 という。

 石垣から那覇までは400キロ以上離れており、この小さな蝶がどうや
 って那覇にたどり着いたのか、とても興味深い。
ホリイコシジミ
ホリイコシジミ
(2016年11月8日 沖縄県石垣市)
 
ランタナに産卵するホリイコシジミ
ランタナに産卵するホリイコシジミ
(2013年10月28日 沖縄県石垣市)
 
ホリイコシジミ
ホリイコシジミ
(2013年10月28日 沖縄県石垣市)
 
ホリイコシジミ
ホリイコシジミ
(2014年11月27日 沖縄県石垣島)
 
 ホリイコシジミ
ホリイコシジミ
(2014年11月27日 沖縄県石垣島)
ホリイコシジミ
ホリイコシジミ
(2019年11月5日 沖縄県石垣市) 
ホリイコシジミ♀
ホリイコシジミ♀
(2019年11月5日 沖縄県石垣市) 
 ホリイコシジミ(交尾)
ホリイコシジミの交尾
(2019年10月17日 沖縄県石垣市)
 

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