ヒサマツミドリシジミ
ヒサマツミドリシジミ (2016年6月27日 兵庫県) |
志賀直哉の短編に「城崎にて」という名作がある。中学生の頃読み ずっと「城崎」という地名が心に残っていた。 ヒサマツミドリシジミの山とはちょっと離れていたが、せっかくなので 訪ねてみることにした。 志賀は大正3年、この温泉地に3週間逗留し、「城崎にて」を書いて いる。電車の事故で大けがをし、その保養が目的だった。 短い作品の中で、屋根の上で死んでいる蜂、喉に竹串を刺され、こど もたちから石を投げられながら、必死で生きようと逃げるねずみ、自 分が何気なく投げた石が当たり、不慮の死にあってしまういもりなど を題材に、事故に会って助かった自分を重ね合わせながら「生」と「死」 を考えている。 志賀が逗留した旅館は「三木屋」という。創業300年の老舗の旅館で 重要文化財になっている。そこに泊まった。 宿のもてなしは心のこもったものだった。到着したのが遅くなったにも 関わらず、丁寧に応対してくれ、夕食も素晴らしい素材を使ったものば かりだった。 夕食後浴衣に着替え、下駄を履いて外湯の一つを訪ねた。外湯もとて も良かった。素晴らしい旅になった。 |
ヒサマツミドリシジミ (2016年6月27日 兵庫県) |
ヒサマツミドリシジミ (2016年6月27日 兵庫県) |
ヒサマツミドリシジミ (2016年6月27日 兵庫県) |
ヒサマツミドリシジミ (2016年6月27日 兵庫県) |
ヒサマツミドリシジミ (2016年6月27日 兵庫県) |
ヒサマツミドリシジミ (2016年6月27日 兵庫県) |
ヒサマツミドリシジミ (2016年6月26日 兵庫県) |
ヒサマツミドリシジミ (2016年6月26日 兵庫県) |
ヒサマツミドリシジミ (2016年6月26日 兵庫県) |
ヒサマツミドリシジミ (2019年6月19日 富山県南砺市) |