チョウセンアカシジミ


チョウセンアカシジミ
チョウセンアカシジミ
(2014年6月14日 新潟県見附市)
 
 川端康成の名作「雪国」の書き出しは「国境の長いトンネルを抜け
 ると雪国だった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。」
 というものだ。

 情景が瞼に浮かんで来るような鮮やかな文章だ。
 国境を「こっきょう」と読むのか「くにざかい」と読むのかは議論が分
 かれている。

 こちら側の北関東は青空が広がり快晴だった。だが、小説の 「雪
 国」とまったく同じように長いトンネルを抜けると新潟側の天気は一
 変、激しい雨が降っていた。

 父の日に何がいいかと息子が言うので「新潟に車で行ってほしい」と
 頼んだ。

 これではチョウセンアカシジミは見られないかなと心配した。しかし、雨
 の中耐えるように トネリコの葉にしがみつく姿があちこちに見られた。

 初めて記載されたタイプ標本が朝鮮半島産だったことからこの名前が
 ついている。僕が子供の頃は陸中海岸や山形県が主な産地だった。
 そこに行くには遥か遠いところで、図鑑を見てはため息をついたものだ
 った。

 最近は新潟が手軽な産地になっているが、放蝶によるものも多いのだ
 という。

 見附というと妻が生まれた町だった。
 そのすぐ近くにチョウセンアカシジミの観察地があったというのは何か
 不思議な因縁も感じた。
チョウセンアカシジミ
チョウセンアカシジミ
(2022年6月13日 新潟県見附市)
 
 チョウセンアカシジミ
チョウセンアカシジミ
(2022年6月13日 新潟県見附市)
チョウセンアカシジミ
チョウセンアカシジミ
(2014年6月14日 新潟県見附市)
 
 チョウセンアカシジミ
チョウセンアカシジミ
(2014年6月14日 新潟県見附市)
チョウセンアカシジミ
チョウセンアカシジミ
(2014年6月14日 新潟県見附市)
 
チョウセンアカシジミ
チョウセンアカシジミ
(2014年6月14日 新潟県長岡市)
 
チョウセンアカシジミ
チョウセンアカシジミ
(2014年6月14日 新潟県見附市)
 
チョウセンアカシジミ
チョウセンアカシジミ
(2014年6月14日 新潟県長岡市)
 
チョウセンアカシジミ
チョウセンアカシジミ
(2016年6月12日 新潟県見附市)
 
 チョウセンアカシジミ
チョウセンアカシジミ
(2016年6月12日 新潟県見附市)
 チョウセンアカシジミ
チョウセンアカシジミ
(2016年6月12日 新潟県見附市)
 チョウセンアカシジミ
チョウセンアカシジミ
(2017年6月18日 新潟県見附市)
 チョウセンアカシジミ
チョウセンアカシジミ
(2017年6月18日 新潟県見附市)
 産卵
産卵
(2022年6月13日 新潟県見附市)
 産卵
産卵
’2022年6月13日 新潟県見附市)


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