アカシジミ
アカシジミ (2012年6月5日 千葉県千葉市) |
五月尽ママ陣痛と孫が言い 5月31日、3人目の孫が誕生した。陣痛が始まったら4歳の長男と 1歳半の長女を家で預かることにしていたら、孫から「ママの陣痛 が始まったからおじいちゃん迎えに来て」と電話がかかってきた。 4歳なのに”陣痛”とはびっくりだ。 3人目の孫は元気な男の子だった。それからしばらく我が家はてん やわんやだった。 ママが退院して、二人の孫も帰って行った。 息抜きに近くの雑木林に出かけた。 天気はあまり良くなかったが、クリの花がちょうど満開だった。 アカシジミとウラナミアカシジミがクリの花にたくさん来ていた。ここ でこんなに多くのアカシジミを見たのは初めてだった。 アカシジミはとても好きな蝶だ。平地性ゼフィルスの中では真っ先 に発生し、ミドリシジミが飛び始める頃には翅が痛んでしまう。 孫の誕生を祝ってくれているのだと勝手に思い込んで、とてもうれ しかった。 |
アカシジミ (2021年5月14日 埼玉県三芳町) |
アカシジミ (2020年5月28日 千葉県千葉市) |
アカシジミ (2019年5月24日 神奈川県横浜市) |
アカシジミ (2019年5月26日 千葉県市原市) |
アカシジミ (2018年5月16日 神奈川県横浜市) |
アカシジミ (2018年5月16日 神奈川県横浜市) |
アカシジミ (2018年5月16日 神奈川県横浜市) |
アカシジミ (2018年5月20日 千葉県市原市) |
アカシジミ (2016年5月29日 神奈川県横浜市) |
アカシジミ (2014年6月4日 千葉県千葉市) |
アカシジミ (2013年6月5日 神奈川県横浜市) |
アカシジミ (2012年6月5日 千葉県千葉市) |
アカシジミ (2012年6月5日 千葉県千葉市) |
アカシジミ (2012年6月5日 千葉県千葉市) |
アカシジミ (2009年5月19日 東京都三鷹市) |
東京都は世界でも有数の緑濃い都会だと思う。 千葉県は千葉市から房総半島にかけては自然がとても保存さ れているが、ぼくの住む船橋から東京にかけては蝶の棲む環境 は劣悪だ。 地元を離れ、神奈川、東京と蝶の観察に出かけてしまう羽目に なるのは実はとても悲しいことだ。 きのう(5月19日)はアカホシゴマダラの観察に三鷹市まで出 かけた。鎌倉や藤沢など湘南一帯で始まったアカホシゴマダラの 発生は今は東京の多摩地区にまで広がっている。 曇り空の下、のんびり歩いていると、アカシジミがちょこんと下草 に止まっていた。 平地性ゼフィルスのうち、アカシジミは一番早く発生が始まるが、 それにしても早い。ちょっとびっくりした。 温暖化のせいなのか、ことしは生物のサイクルが一段と早まって いる。 周りを見るとまだ、クリの花が咲く気配はなかった。 (2009年5月) |
アカシジミ (2010年6月13日 神奈川県横浜市) |
この蝶には”雑木林の貴婦人”という言葉がぴったりだ。 コナラ、クヌギなどの梢を赤いドレスを翻しながら飛ぶ。 見ていてうっとりとする美しさだ。 しかし、昼間、太陽が高く上がってくると、葉表などでじっと 休み、”宴”の時を待っている。 慣れないとなかなか見つけにくい。 クヌギ林のそばのクリ林でなかなか見つけられないぼくに カメラを持ったその人は「ほら、そこにいますよ」「こっちに もいますよ」と教えてくれた。 よく見ると確かにここにも、そこにもアカシジミがいた。 クリの花穂の独特の香りでむせそうな昼時だ。 小さな林に小さな命が息継いでいる。いつまでも大事にし たいと思う。 夕方、この蝶はまた、華麗なダンスを踊り始めるのだった。 |
アカシジミ (2011年5月31日 千葉県千葉市) |
アカシジミ (2011年5月31日 千葉県千葉市) |
アカシジミ (2015年5月28日 東京都八王子市) |
アカシジミ (2014年6月21日 山梨県北杜市) |
アカシジミ (2018年7月1日 福島県猪苗代町) |