バナナセセリ
バナナセセリ (2007年10月31日 沖縄県沖縄市) |
イタリアで一番人気のある日本人作家は吉本ばななだ。 翻訳された小説が何冊も出ており、若い人たちにかなり 読まれている。「BANANA」は三島由紀夫や川端康成よ りも有名な存在だ。 日本人がばななと言うとき(果物の話)、カタカナを使うの か、平仮名を使うのか考えてみたが、やはり「ばなな」が すわりがいいようだ。 もっとも、手元の「大辞林」は「バナナ」とカタカナだった が…。 このチョウはとても大きい。イチモンジセセリの3〜4倍は あるだろうか。 ばななの花穂にしがみついているのを見つけたときは正 直その大きさに驚いた。 セセリチョウはよく蛾と間違われるが、バナナセセリはま さにそんな感じだ。 飛翔は意外と敏捷で、普段はばななの葉裏などに隠れて いる。 もともとは東南アジアの蝶でベトナム戦争のころ、米軍機 と一緒に沖縄に運ばれ1970年頃から発生が見られるよう になった。 ばななの生えているところはハブが潜んでいる危険がある し、この蝶の真っ赤な目玉もいささか不気味でもある。 |
バナナセセリ (2007年10月31日 沖縄県沖縄市) |
バナナセセリ (2007年10月31日 沖縄県沖縄市) |
バナナセセリ (2007年10月31日 沖縄県沖縄市) |
バナナセセリ (2007年10月31日 沖縄県沖縄市) |