ツマジロウラジャノメ
ツマジロウラジャノメ (2016年6月19日 長野県中信地方) |
翅に蛇の目の模様を持つジャノメチョウ科の蝶の中でツマジロウラジ ャノメは渋く、美しい蝶である。よく”崖の蝶”と呼ばれる。天然の崖に 育つヒメノガリヤスなどイネ科の植物を食草にしているからである。 林道などの道路が舗装され、崖も土砂崩れ防止のため、コンクリート の吹付で、生育地がどんどん減って来ている。山梨などの昔のデータ が残る生息地を探し歩いたが、なかなか見つけることが出来なかった。 やっと出会えたのは長野県の高原にある林道だった。 車を林道の行き止まりまで進め、そこで降りると目の前を飛ぶ黒い蝶 がいた。一緒にいた息子が目ざとく見つけ、崖に止まったところを見る とツマジロウラジャノメだった。 ツマジロのツマとは端のこと。着物などでよく使われるが両方の翅の端 の部分に白い模様があり、裏に蛇の目模様の入った洒落た蝶というこ とである。ツマキチョウ、ツマグロキチョウなども同じだ。 じっくり改めて見てみると、美しく、洒落た蝶である。 |
ツマジロウラジャノメ (2016年6月19日 長野県中信地方) |
ツマジロウラジャノメ (2016年6月19日 長野県中信地方) |
ツマジロウラジャノメ (2016年6月19日 長野県中信地方) |
ツマジロウラジャノメ (2016年6月19日 長野県中信地方) |
ツマジロウラジャノメ (2016年6月19日 長野県中信地方) |
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ツマジロウラジャノメ (2018年8月5日 長野県中央アルプス) |
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ツマジロウラジャノメ (2023年8月5日 栃木県日光市) |
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