ヒメキマダラヒカゲ
ヒメキマダラヒカゲ (2016年8月7日 長野県東御市) |
リオオリンピックの日本人選手の活躍は目覚ましい。水泳、体操、柔道 レスリング、卓球、バドミントンと毎日テレビに釘づけ状態だ。 中でも卓球女子の3人娘の奮闘には涙がこぼれた。 団体であと一歩のところで決勝進出を逃した時、福原愛選手が「すべて 責任は自分にあります」ときっぱりと言い切った。 銅メダルが決まった後、福原愛は「苦しいオリンピックでした。こんなに 苦しいオリンピックはありませんでした」と言って、涙を流していた。ケガ だらけ、満身創痍で足はテープでぐるぐるだった。若い二人を率い、五 輪で戦う気力、プレッシャーは相当な重圧だったのだろう。 福原選手にシングルスでもメダルを取らせてあげたかった。団体でみご とに銅メダルをもぎ取って本当に良かった。日本中がみんな涙をこぼし て祝福した。 それに比べると、陸上の精彩のなさがものすごく寂しい。女子マラソンで 14位に終わって、「金メダルがほしい。アハハハ」と下品に笑っていた選 手を無性に悲しくなる。 もう40年前になるが、ブラジルを旅したことがある。僕の思いでのセンチ メンタル・ジャーニーで、叶わなかったがいつかまた、ブラジルに行ってみ たいとずっと思っていた。そのブラジルで日本選手が躍動しているのを みると心弾む気になる。 これを書いた数日後、陸上の400メートルリレーで日本が世界をあっと 驚かせる銀メダルを獲得した。4人の快走に胸が熱くなった。 |
ヒメキマダラヒカゲ (2023年7月16日 長野県東御市) |
ヒメキマダラヒカゲ (2020年8月18日 長野県小諸市) |
ヒメキマダラヒカゲ (2009年7月26日 北海道上川町) |
ヒメキマダラヒカゲ (2009年7月26日 北海道上川町) |
クマザサなどを食草にしている。 あえぎながら山道を登っていて、ちょっと開けたところで腰 を下して一休みしていると、この蝶も休憩していたりする。 樹林帯の蝶と言えるのだろう。 クマザサの上を活発に飛んだりしているが、花も結構好き なようだ。 キマダラヒカゲもそうだが、ジャノメチョウ科の蝶である。 地味な蝶だがじっくりと見るとなかなか良い斑紋を持っている。 屋久島に「仏陀杉」というのがある。 名前の通り、荘厳な佇まいで、いかにも仏陀が修行するよ うな雰囲気があたりにはある。 ちょうど霧が立ち込め、風が吹くとその霧が流れて行く。 ヒメキマダラヒカゲの斑紋を見ていると、どこか仏陀のこと を連想してしまうのは、ぼくだけだろうか。 |
ヒメキマダラヒカゲ (2012年8月28日 長野県東御市) |
ヒメキマダラヒカゲ (2012年8月28日 長野県東御市) |
ヒメキマダラヒカゲ (2010年8月5日 長野県小諸市) |
ヒメキマダラヒカゲ (2009年7月26日 北海道上川町) |
ヒメキマダラヒカゲ (2006年9月2日 長野県湯の丸高原) |
ヒメキマダラヒカゲ (2014年7月22日 長野県松本市) |
ヒメキマダラヒカゲ (2014年7月23日 長野県松本市) |
ヒメキマダラヒカゲ (2015年7月21日 長野県安曇野市) |
ヒメキマダラヒカゲ (2018年7月19日 北海道上川町) |
ヒメキマダラヒカゲ (2018年8月5日 長野県中央アルプス) |