ミヤマカラスアゲハ
ミヤマカラスアゲハ (2007年5月14日 東京都桧原村) |
黒いアゲハの仲間の中でファンが多いのはこのミヤマカラス アゲハだろう。 深山烏揚羽と当て字にすると深山幽谷の蝶のように考えるが 奥多摩などの明るい渓谷などでもよく見られる。 桧原村の林道を歩いていると、斜面から水が滴り落ちている 山道の水溜りに黒いアゲハが数頭群がっていた。 あわてて近づいたらびっくりしたのか、たちまち逃げられてしま った。もっとゆっくり、慎重にすべきだったと後悔する。 しばらくその場で待つと、やがてミヤマカラスアゲハが姿を現し 吸水を始めた。 青緑色に輝く翅が美しい。うっとりするほどだった。 |
ミヤマカラスアゲハ (2023年5月17日 北海道音更町) |
ミヤマカラスアゲハ (2023年5月17日 北海道音更町) |
ミヤマカラスアゲハ (2021年4月30日 千葉県千葉市) |
ミヤマカラスアゲハ (2007年5月14日 東京都桧原村) |
ミヤマカラスアゲハ (2019年5月5日 群馬県高崎市) |
ミヤマカラスアゲハ (2019年5月5日 群馬県高崎市) |
ミヤマカラスアゲハ (2019年5月5日 群馬県高崎市) |
ミヤマカラスアゲハ (2017年7月16日 北海道北斗市) |
ミヤマカラスアゲハ (2017年7月22日 北海道上川町) |
ミヤマカラスアゲハ (2017年7月22日 北海道上川町) |
ミヤマカラスアゲハ (2017年7月22日 北海道上川町) |
北関東にミヤマカラスアゲハが集団で吸水に集まる場所が あるという。 その写真を見るとそれは”すごい”の一語に尽きる。 まるで付近の山に棲むミヤマカラスアゲハがその場所に一 斉に集まってきたかのように、青緑色の翅をかすかに揺ら しながら、吸水している。 その数、数十頭…。 多い時は百頭近いこともあるという。 マレーシアのキャメロンハイランドでアカエリトリバネアゲハ の集団吸水を見たことがあるが、このミヤマカラスアゲハは その比ではない。 日本にもこういうすごい”蝶のいる風景”があるのだ。 |
ミヤマカラスアゲハ (2007年8月13日 長野県軽井沢) |
ミヤマカラスアゲハ (2008年5月6日 東京都八王子市) |
ミヤマカラスアゲハ (2008年5月6日 東京都八王子市) |
ミヤマカラスアゲハ (2009年8月18日 北関東山地) |
ミヤマカラスアゲハ (2015年5月31日 北海道帯広市) |
ミヤマカラスアゲハ (2015年5月31日 北海道帯広市) |
北海道に春を告げるヒメギフチョウの季節が終わると、今度はミヤマ カラスアゲハが舞い始める。深紅や黄色、ピンクといった色とりどりの ツツジの花にこの蝶が群がっている。 北海道というのはなんと蝶たちが豊かなのだろう。 ミヤマカラスアゲハは関東地方の山地でも良く見る蝶なのだが、北海 道生まれは独特の美しさを持っている。翅を広げた時のブルーの輝き は自然界の持つ色彩の魔術のような感じがする。人間の手ではこの 色を再現するのは不可能だろう。 ツツジの前に佇んでいつもこの蝶の美しさに見惚れてしまうのだ。 ちょっと気温が高い日に林道を歩くと、小さな水たまりなどに黒いもの がもくもくと蠢いていることがある。近づいてみると、ミヤマカラスアゲハ の集団吸水だった。 良く見るとただ吸水しているだけではない。お尻から水滴をポタポタと 出しているものもいる。体温の調節をしているのだという。 中には愛情交換なのか顔を突き合わせて話し込んでいるようなものも いた。じっくり観察するとなかなかおもしろかった。 |
ミヤマカラスアゲハ (2015年5月31日 北海道帯広市) |
ミヤマカラスアゲハ (2015年6月14日 北海道上川町) |
ミヤマカラスアゲハ (2015年6月14日 北海道川上町) |
ミヤマカラスアゲハ (2015年6月14日 北海道上川町) |
ミヤマカラスアゲハ (2015年6月14日 北海道上川町) |
ミヤマカラスアゲハ (2015年6月14日 北海道上川町) |
ミヤマカラスアゲハ (2017年7月22日 北海道上川町) |
ミヤマカラスアゲハの吸水 (2015年6月16日 北海道上川町) |
仲良くミヤマカラスアゲハ (2015年6月16日 北海道川上町) |
ミヤマカラスアゲハの吸水 (2015年6月16日 北海道上川町) |
ミヤマカラスアゲハ (2015年6月16日 北海道川上町) |
ミヤマカラスアゲハ (2015年8月7日 長野県富士見町) |
ミヤマカラスアゲハ (2015年9月5日 山梨県甲州市) |