ジャコウアゲハ
ジャコウアゲハ (2016年2月24日 沖縄県石垣市) |
ジャコウアゲハ (2016年2月22日 沖縄県石垣市) |
ジャコウアゲハ (2016年2月25日 沖縄県石垣市) |
多摩川の河川敷でジャコウアゲハが発生していた。 そこはホソオチョウも発生していて、お互いに食草のウマノスズクサを 食べていた。おまけに定期的に草刈りが行われ、ウマノスズクサが根 元から刈れてしまう。 あ〜、これで全滅か、と思っているとどっこい生き延びている。幼虫が 根本を食べて生き延びていたのだ。 ジャコウアゲハは案外生命力があるんだなと思っていた。 2016年の最初の蝶観察に八重山に出かけた。 4日間とも雨模様で、気温も1月並の低さで蝶はまったく姿を見せなか った。 石垣島はカンヒザクラ(寒緋桜)が盛りだった。他の蝶はいないのにこの 桜にジャコウアゲハが群れていた。その数、40〜50頭だろうか。 雨も気温の低さも気にせずに桜の花で宴会をしているようだった。 センダングサにもハイビスカスにも雨の中やって来る。 夕刻になると桜の木のそばでお休みモードに入る。雨が降っているので 葉裏にでも隠れ、雨足を避けるのかなと思っていたが、そうではなく雨に 打たれたままでまったく平気だった。 ジャコウアゲハの生命力に驚かされた。 |
ジャコウアゲハ (2022年11月10日 沖縄県石垣市) |
ジャコウアゲハ (2022年11月10日 沖縄県石垣市) |
ジャコウアゲハ (2021年4月23日 千葉県千葉市) |
ジャコウアゲハ (2019年11月1日 沖縄県与那国町) |
ジャコウアゲハ♀ (2009年8月18日 北関東河川敷) |
誰が名づけたのか知らないが、ジャコウアゲハとはうまく名づ けたものだ。 ゆったりと、優美に飛び、つつじの花などにやってくる。 オスがかすかに香気を発することから、「麝香(ジャコウ)」の 名前がついた。 なにやらなまめかしくもあり、特にメスの翅の灰黄色は気を引 かれる美しさがある。 若い女性というより、着物姿の熟年の女性が襟元からなにや ら香気を発して、ちょっと流し目をしている。そんな風情を感じる。 食草はウマノスズクサ。東京近郊でも結構姿を見かけるのは うれしいことだ。 |
ジャコウアゲハ (2018年4月9日 埼玉県武蔵嵐山町) |
ジャコウアゲハ♀ (2015年5月3日 神奈川県横浜市) |
横浜市といっても、大船と鎌倉の間に僕が好きな公園がある。 自然が良く残っていて、GW過ぎ頃には多くの蝶が見られる。 アゲハ、キアゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ、ジャコウアゲハなどが 常連でちょうど満開のつつじの花に集まってくる。つつじの赤い花が 蝶のレストランのようになっているのだ。 ことしはGWの間の天気が良くて、遠出の家族も多いようだ。 我家も長男と次男の家族が白馬村に出かけた。 長男の方にはこどもがいなくて、次男には男の子ふたり、女の子ひと りの3人がいる。長男が次男の家族を誘ったようだ。 僕と妻のふたりは誘われたが、GWの高速の渋滞を考えるとどうして も尻込みしてしまい、家でのんびりすることにした。 と、いっても僕は勝手に蝶の観察に出かけるから、妻だけが家に残さ れることになる。 ことしは3月、4月の長雨と寒さで、蝶の発生が少し少ないようだ。 つつじの前で蝶と戯れ、早めに帰宅した。 (2015年5月) |
ジャコウアゲハ♀ (2016年5月3日 神奈川県横浜市) |
ジャコウアゲハ♀ (2015年5月3日 神奈川県横浜市) |
ジャコウアゲハ♀ (2015年7月19日 長野県上田市) |
ジャコウアゲハ♂ (2014年5月7日 神奈川県横浜市) |
ジャコウアゲハ♀ (2014年5月7日 神奈川県横浜市) |
ジャコウアゲハ♀ (2014年5月7日 神奈川県横浜市) |
ジャコウアゲハ♂ (2012年4月29日 千葉県千葉市) |
ジャコウアゲハ♀ (2011年10月20日 沖縄・久米島) |
ジャコウアゲハ♀ (2007年10月30日 沖縄県南城市) |
ジャコウアゲハ♂ (2012年5月4日 沖縄県北中城村) |
ジャコウアゲハ♂ (2007年10月30日 沖縄県南城市) |
ジャコウアゲハ♂ (2014年10月16日 沖縄県南城市) |
ジャコウアゲハ♀ (2014年10月18日 沖縄県国頭村) |
ジャコウアゲハ♂ (2011年12月4日 沖縄県石垣市) |
ジャコウアゲハ♂ (2011年12月4日 沖縄県石垣市) |
ツツジで吸蜜中のジャコウアゲハ♂ (2007年5月9日 神奈川県横須賀市) |
湘南逗子にある二子山はなかなかおもしろい山だ。 森戸川沿いの小道を歩くと、さまざまな小鳥のさえずりが聞こえて くる。とても気持ちが良い。 バードウォッチングのメッカらしく超望遠のカメラを構えた人たちが あちこちに陣取っている。 奥多摩辺りの林道とちがって、この小道はどこか南方の匂いがす る。植物相もがらっと変わる。 ジャコウアゲハが何かを探すようにゆっくり飛んでいる。 しばらく観察していると、ウマノスズクサを見つけ産卵態勢に入っ た。 葉裏を返してみると、白い小さな卵がひとつ産み付けられていた。 |
ウマノスズクサに産み付けられたジャコウアゲハの卵 (2007年5月21日 神奈川県逗子市) |
ジャコウアゲハの卵が孵化して幼虫になりました。(5月30日) |
上半分が黒くなる(6月28日) |
蛹になってから10日、金色の蛹の上半分が黒くなってきた。 夜11時過ぎ帰宅すると、蛹はほぼ全部黒くなっている。 「これはもうすぐよ。枕元に置いて寝たら」と妻が言う。 「明日の朝まで大丈夫だろう…」とボク。 でも、朝6時半に起きた時はジャコウアゲハはもう羽化して いた。残念ながら、肝心の羽化の瞬間は見ることができなか った。 庭の山椒の枝に止まらせると1時間ほどじっとしていたが、 やがてどこかへ飛び立って行った。 卵から39日目だった。 |
羽化したジャコウアゲハ(6月29日) |
ジャコウアゲハ (2015年10月12日 沖縄県石垣市) |
ジャコウアゲハ (2015年10月12日 沖縄県石垣市) |
ジャコウアゲハ (2015年10月12日 沖縄県石垣市) |