エゾシロチョウ


エゾシロチョウ
エゾシロチョウ
(2008年7月16日 北海道富良野市)
   北海道でゴルフをしたことがある。

   秋にはナナカマドの実が真っ赤になり、雄大なコースは
   東京近辺ではなかなか味わうことが出来ないものがあ
   る。

   ある時、ボールを打とうと前方を見るとキタキツネがこち
   らをじっと見ていた。独特の愛くるしい表情で我々を眺め
   ている。

   「おーい、危ないよー」と声をかけると、ちょっと名残惜し
   そうに(?)やっと姿を消した。

   キタキツネもそうだが、エゾジカ、ヒグマなど北海道の生
   き物たちは本州と別種になっているものが多い。

   蝶も北海道特産のものは15種ほどあって、このエゾシロ
   チョウも北海道だけに棲む蝶である。

   本州には高山蝶のミヤマシロチョウがいるが、こちらは
   年々数がへっている。

   優雅に飛ぶエゾシロチョウはまだまだ元気で、低山でも
   見ることができるのはうれしいことだ。
エゾシロチョウ
エゾシロチョウ
(2023年6月19日 北海道上川町)
 
 エゾシロチョウ交尾
エゾシロチョウ交尾
(2023年6月19日 北海道上川町)
 エゾシロチョウ
エゾシロチョウ
(2017年7月23日 北海道上川町)
エゾシロチョウ
エゾシロチョウ
(2008年7月15日 北海道札幌市)
エゾシロチョウ
エゾシロチョウ
(2013年7月7日 北海道旭川市)
 
エゾシロチョウ
エゾシロチョウ
(2013年7月9日 北海道上川町)
 
エゾシロチョウ
エゾシロチョウ
(2008年7月15日 北海道札幌市)
エゾシロチョウ
エゾシロチョウ
(2008年7月16日 北海道富良野市)
  エゾシロチョウを見ると純白の乙女(古いか…)というイメージが
  浮かんでくる。

  古典バレエで言えば、「ドン・キホーテ」のキトリはちょっとお茶目
  なお転婆な女の子だが、「白鳥の湖」のオデットや「ジゼル」のジ
  ゼルは清純な乙女といった感じだ。

  エゾシロチョウはジゼルに近いと言っていいだろう。

  ジゼルは貴族の青年アルブレヒトに恋をし、裏切られてしまう。
  婚約中のバチルド姫が現れ、あまりのショックに精神に錯乱を
  起こし死んでしまう。

  第二幕でウィリーになったジゼルが宙をさまようようにふわりふ
  わりと無重力の踊りを踊る。プリマバレリーナの見せ場のひとつ
  だ。

  これもなにかエゾシロチョウを連想してしまう。

  花から花と飛んだのだろう。

  ユリの花粉なのだろう。翅を真っ赤にしたエゾシロチョウも北海道
  ならではの光景だ。
エゾシロチョウ
エゾシロチョウ
(2009年7月24日 北海道上川町)
エゾシロチョウ
エゾシロチョウ
(2009年7月24日 北海道上川町)
 エゾシロチョウ
エゾシロチョウ
(2014年7月7日 北海道喜茂別町)
エゾシロチョウ
エゾシロチョウ
(2015年6月16日 北海道旭川市) 
エゾシロチョウの吸水
エゾシロチョウの吸水
(2015年6月16日 北海道上川町) 


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