ミヤマシジミ


 ミヤマシジミ♂
ミヤマシジミ♂
(2012年9月14日 栃木県さくら市)
ミヤマシジミ♀
ミヤマシジミ♀
(2012年9月14日 栃木県さくら市)
 
  ミヤマ(深山)というと、どこか深山幽谷のイメージがつきまとうが
  この蝶が生息しているのは明るい草原である。

  関東地方では群馬県は山地、栃木県では河川の流域が生息地
  になっていることが多いようだ。
  コマツナギが食草。5月から10月ころにかけ見られる。

  よく似た種類にアサマシジミ、ヒメシジミがいるが、以前はその他
  にヤリガタケシジミ、イシダシジミと分類されていることがあった。

  この蝶も減少が著しく、特に河川の流域に生息しているものは洪
  水、堤防や護岸工事などでダメージを受ける場合が多い。
  栃木県の生息地も近年、目立って減って来ている。

  オスは明るいブルー、メスは暗褐色の地色をしている。 
ミヤマシジミ♂
ミヤマシジミ♂
(2019年9月20日 栃木県さくら市)
 
ミヤマシジミ♂
ミヤマシジミ♂
(2019年9月20日 栃木県さくら市)
 
ミヤマシジミ♀
ミヤマシジミ♀
(2019年9月20日 栃木県さくら市) 
ミヤマシジミ♀
ミヤマシジミ♀
(2019年9月20日 栃木県さくら市)
 
ミヤマシジミ
ミヤマシジミ♂
(2008年9月23日 栃木県さくら市)
 ミヤマシジミ♂
ミヤマシジミ♂
(2012年9月14日 栃木県さくら市)
ミヤマシジミ
ミヤマシジミ♂
(2008年9月23日 栃木県さくら市)
ミヤマシジミ
ミヤマシジミ
(2008年9月23日 栃木県さくら市)
ミヤマシジミ
ミヤマシジミ♂
(2008年9月23日 栃木県さくら市)
   「渋谷で蝶を追った少年」というタイトルに惹かれてテレビを
   見た。

   動物行動学者の日高敏隆さんの物語でなかなかおもしろか
   った。

   小学生だった日高さんは渋谷にあった自宅近くの昆虫の観察
   に関心を持つ。そのうちいつも蝶が同じ道を飛んでいることに
   疑問を持つようになった。

   「蝶はどうして同じ道を通って飛んでいるんだろう?」

   ちょうど時代は戦争真っ只中のころで、軍国少年と違って虫に
   興味を持つ少年は非国民だった。父からも毎日怒られ自殺ま
   で考える日高さんだったが、担任の先生に励まされ昆虫学者
   になることを考える。

   日高さんが「蝶道」には光りが原因になっていることを突き止
   めるのはそれから20年以上もたってからのことだった。

   蝶の世界にはまだまだ分らないことがいっぱいある。

   ツマグロヒョウモンがものすごいスピードで分布を広げている。
   地球温暖化の影響というが、ほんとにそうなのだろうか。

   夏から秋にかけて北上するウラナミシジミは昔はもっと元気が
   あったのに、同じ温暖化の恩恵をうけながら、どうして分布を
   広げることができないのだろうか。

   そんなことを考えながら、首をひねったりした。
ミヤマシジミ
ミヤマシジミ♂
(2009年7月20日 山梨県富士吉田市)
ミヤマシジミ♀
ミヤマシジミ♀
(2009年7月20日 山梨県富士吉田市)
ミヤマシジミ
ミヤマシジミ♂
(2009年7月20日 山梨県富士吉田市)
ミヤマシジミ
ミヤマシジミ♂
(2009年7月20日 山梨県富士吉田市)
ミヤマシジミ♀
ミヤマシジミ♀
(2008年9月23日 栃木県さくら市)
ミヤマシジミ
ミヤマシジミ
(2013年6月26日 長野県安曇野市)
 
ミヤマシジミ
ミヤマシジミ
(2013年6月26日 長野県安曇野市) 

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