 ナミアゲハ （２０１７年５月１９日 北関東山地） |
| きのう５月１８日は僕らの金婚の日だった。ちょうど５０年前、早稲田の 大隈会館で挙式した。 息子たちがそれを祝って１４日の日曜日にイタリアレストランで食事会 を開いてくれた。豪華な花と僕と妻の似顔絵をプレゼントしてくれた。 とってもうれしい食事会だった。 この５０年間、本当に山あり谷ありだった。僕は仕事に没頭して家庭を 見る暇もなく、妻に任せきりだった。給料も安かったから一時は妻も一 生懸命働いた時期もあった。大変だったと思う。 僕がリタイアした後も、母の介護、それに加え僕の胃ガン手術、追い打 ちを掛けるように妻の大腸ガンと続いた。 今はふたりで支え合う毎日だ。ふたりでやっと一人前の生活が出来る状 態だ。 よく金婚式を迎えることが出来たと思う。信じられない思いで一杯だ。 本当に妻に感謝している。 |
 ナミアゲハ （2023年10月9日 千葉県船橋市） |
 ナミアゲハ （２０２０年４月３０日 千葉県千葉市） |
 ナミアゲハ （２０２０年４月１９日 千葉県習志野市） |
 ナミアゲハ （２０１９年４月７日 東京都文京区） |
 ナミアゲハ （２０１７年５月１９日 北関東山地） |
 ナミアゲハ （２０１７年５月１９日 北関東山地） |
 ナミアゲハ （２０１６年４月２０日 東京都文京区） |
| 朝と夜、仏さまに手を合わせる。 これまではぼくと妻の健康を祈っていた。この１週間は熊本地震、いや 九州大地震の被災者の方々が平穏な日々を過ごせる日が一刻も早く 来ることを祈っている。 発災からもう１週間が経った。それにしても震度４以上の地震が１００回 近く起きているのは想像も出来ないことだ。これから震度７や震度６の 大地震が起きる可能性さえ言われている。 安倍首相がきょう被災地を訪れた。こうした災害を我が身のように心痛 なさる天皇・皇后両陛下は先日コンサート鑑賞を取り止められた。 それにしても中越大地震、阪神・淡路大地震、東日本大震災と巨大な 震災が日本列島を襲ってきている。 なんとか天変地異のない平和な日本にならないか、朝晩手を合わせ、祈 っている。 |
 ナミアゲハ （２０１６年４月２０日 東京都文京区） |
 ナミアゲハ （２０１７年４月２０日 東京都文京区） |
 ナミアゲハ （２０１８年９月２３日 千葉県印西市） |
 ナミアゲハ （２０１８年９月１８日 千葉県千葉市） |
 ナミアゲハ （２０１６年４月２０日 東京都文京区） |
 ナミアゲハ （２０１６年４月２０日 東京都文京区） |
ナミアゲハという呼び方はあまり好きでない。 並とか上とか特上とかがあるみたいで気の毒な感じがする。 出来れば普通のアゲハチョウがぴったりだ。 我が家の小さな庭にも時々蝶が訪れてくれるが、最近は モンシロチョウがすっかり減って、このナミアゲハの方が 多い。サンショウや小さなミカンが植えてあるせいだろうか。 せっかく産卵しても、黒い幼虫が育ってくると庭の鳥にすぐ 見つかってしまう。うまく育って蛹になる確率はとても低い。 昔は虫が嫌いだった妻は最近は幼虫を見つけると、取っ てきて飼育かごに入れて大事に育てている。 「虫愛ずる妻君」である。 蛹から羽化する蝶を庭に放ってやるのはとても豊かな気持 ちになる。 ふらふらと飛び立つ蝶はやがて勢いよくどこかへ飛んでいく。 「また、いつでも戻ってきてね。」 妻はそう声をかけている。 |
 ナミアゲハ （２０１５年９月１１日 千葉県船橋市） |
 ナミアゲハ （２０１５年５月３日 神奈川県横浜市） |
 ナミアゲハ （２０１３年９月１９日 千葉県船橋市） |
| 大地震があって、加えて原発の深刻な危機もあって、世の中 全体が暗い。 地震の日、早稲田から船橋の自宅まで徒歩で歩いた。 老体には無理だったのか、それ以来体調がすぐれない。 それでもことしはナミアゲハが我が家の庭にたくさんやって来る。 ツツジやブットレア、ユリなどを植えてあるが、そこに集まって くる。雨模様なのに、きょうも一生懸命吸蜜している。 地震の後、愛犬のはなちゃんが天国に旅立った。 １６歳だった。家族のように可愛がっていたのでとてもつらかった。 朝は元気に散歩に行ったのだが、夕方、急に具合が悪くなり、病 院に連れていったが、３時間後に死んだ。 呆然として、しばらくなにもする気にならなかった。 庭の花にやって来るナミアゲハに、少し、心が晴れる気がした。 |
 ナミアゲハ （２０１４年５月７日 神奈川県横浜市） |
 ナミアゲハ （２０１３年６月２３日 山梨県北杜市） |
 ナミアゲハ （２００９年４月２２日 東京都文京区） |
 ナミアゲハ (２０１１年５月４日 東京都文京区） |
 ナミアゲハの交尾 （２００９年６月５日 千葉県船橋市） |
| 庭のみかんの木にナミアゲハの幼虫がいた。 「虫愛ずる妻君」が「鳥に食べられたらかわいそう」と呟き、プラ スチックの容器に入れ大切に飼育していた。 きのう朝の食事中に蛹からナミアゲハが羽化した。 天気予報では午後から雨で、どんよりと雲っていたが、庭のユ キヤナギの小枝につかまらせ、まだ柔らかい翅が伸びるのを 待った。 ３０分ほどして様子を見に庭へ出てみると、なにやら様子が変だ。 見てみると、どこからかこのナミアゲハの♀を見つけて♂がプロ ポーズしたらしい。ふたりはしっかり抱き合っていた。 羽化後１時間もたっていないのに、翅の伸びきっていない♀に愛 を迫るとはなあ。 「ちょっとかわいそうね」と妻君。 どんより曇り空できょうは蝶も飛んでいないと思っていたが、そん な日も”愛の冒険飛行”をしている♂がいるのだなあ。 自然界のたくましさを見る思いだった。 雨が降りだした昼下がり、ふたりはどこかへ飛んでいった。 |
 ナミアゲハの産卵 （２０１４年５月４日 千葉県船橋市） |
 ナミアゲハの集団吸水 （２０１６年４月２０日 東京都文京区） |